アドヴェンデット・セイヴァーの効果は?
EXTRA PACK 2018で登場したアドヴェンデット・セイヴァー。このカードはパック内のシークレットカード枠として登場しています。アドヴェンデット・セイヴァーは発売当初から当たりにくいカードとも言われています。パック内では、かなり、希少価値の高いカードです。うわさによると二箱に一枚。三箱に一枚だとも言われていますね。

アドヴェンデット・セイヴァーの効果は以下の通り。
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/アンデット族/攻1600
【リンクマーカー:左下/右下】
アンデット族モンスター2体
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
カード名を「リヴェンデット・スレイヤー」として扱う。
(2):自分の墓地の「ヴェンデット」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(3):このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
墓地へ送ったモンスターのレベル×200ダウンする。
アドヴェンデット・セイヴァーはアンデッド族のリンクモンスター。素材はアンデッド族モンスター2体。フィールドに出せる条件も簡単なモノとなっています。
アドヴェンデット・セイヴァーの効果はヴェンデット向けの効果の(1)と(2)。そして、アンデッド族全般に活用できる効果(3)の三つの効果を持っています。特に注目すべきはアドヴェンデット・セイヴァーの(3)の効果。この効果はアンデッド族をデッキから墓地に落とす効果。つまり、ヴェンデットモンスターや馬頭鬼を始めとした墓地で効果が発動するモンスターを送ることができます。
この効果は相手、自分のターン問わず、相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動することができ、墓地へと送ったモンスターのレベル分の攻撃力を下げることができます。つまり、馬頭鬼であれば★4×200ポイントの攻撃力の減少。言い換えれば、アドヴェンデット・セイヴァーの攻撃力が1600ポイントなので計2300までのモンスターには対処できるワケです。強い効果ですね。
アドヴェンデット・セイバーと相性の良いカードは?
ただし、アドヴェンデット・セイバーの(3)の効果には欠点もあります。それは、ターン一回制限が付いていること。
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
例えば、攻撃力1700のモンスターと2300のモンスターが相手のフィールドに存在したとします。このときに攻撃力の低いモンスターから攻撃するとそのモンスターは破壊されてしまうものの、次の追撃によってアドヴェンデット・セイヴァーは戦闘破壊されてしまいます。
しかし、この(3)の効果はアンデッド族で構築されたデッキであれば一枚のアドバンテージを生み出すことができる効果。ターン一回制限というデメリットを抱えていたとしても強いことには変わりありません。
さて、これから紹介するのは、アドヴェンデット・セイヴァーと相性の良いカード。アドヴェンデット・セイヴァーを採用した際のデッキ構築の参考になれば幸いです。
馬頭鬼

地属性
馬頭鬼
種族:アンデッド族
ATK:1700
DEF:800
アドヴェンデット・セイヴァーの効果で馬頭鬼を墓地に送ることができます。墓地に送ることでメインフェイズ2での更なる展開を望むことができるでしょう。アドヴェンデット・セイヴァーで墓地に送る第一候補と言えるでしょう。
ヴェンデット・ストリゲス

闇属性
ヴェンデット・ストリゲス
種族:アンデッド
ATK:500
DEF:2000
アドヴェンデット・セイヴァーはヴェンデット系との相性も抜群です。ストリゲスを墓地に送ることで特殊召喚し、そのまま儀式モンスターへの展開を行うこともできます。また、アドヴェンデット・セイヴァーとリンクすることで簡単にリンク3を出すことも可能です。
ヴェンデット・コア

闇属性
ヴェンデット・コア
種族:アンデッド
ATK:0
DEF:500
ヴェンデット・コアも候補の一つ。墓地に送ることで効果を発動するモンスターではありません。しかし、メインフェイズ2での展開を望むことができます。また、ヴェンデット・コアの効果の発動処理として除外するコストを持っています。シノビネクロや不知火等の除外されることで効果を発動するモンスターと連携することができれば更なる展開を望むことができます。
牛頭鬼

地属性
A・ジェネクス・バードマン
種族:アンデッド
ATK:1700
DEF:800
牛頭鬼は墓地に送られた場合に発動する効果を持っています。墓地に送られ、墓地のアンデッド族モンスターを除外することで、手札からアンデッド族モンスターを特殊召喚することができます。アドヴェンデット・セイヴァーの候補の一つと言えるでしょう。ただ、墓地で発動することが多いアンデッド族は既に墓地に送られている可能性が高く、使いどころが難しいのが欠点です。
グローアップ・ブルーム

闇属性
グローアップ・ブルーム
種族:アンデッド
ATK:2000
DEF:1200
グローアップ・ブルームは墓地に送られた場合にデッキからアンデッド族モンスター(☆5~)をサーチする効果を持っています。また、アンデッドワールドが存在する場合にはそのまま手札から特殊召喚することも可能です。かなり、利用価値のあるカードでアドヴェンデット・セイヴァーとのコンボも優秀です。また、ワンフォーワンに対応し、自身はチューナーであることから広い範囲での活躍が見込めます。
屍界のバンシー

闇属性
屍界のバンシー
種族:アンデッド
ATK:1800
DEF:200
屍界のバンシーはフィールド・墓地から除外することでアンデッド・ワールドをサーチする効果を持っています。アドヴェンデット・セイヴァーで攻撃すれば必ずアンデッド・ワールドをサーチすることができるので相性は抜群。アンデッド・ワールドはメタカードとしても有効。フィールド・墓地の種族がアンデッド族に変わり、アンデッド族しかアドバンス召喚を行うことはできません。アドヴェンデット・セイヴァーとの相性は抜群と言っていいでしょう。
死霊王 ドーハスーラ

闇属性
死霊王 ドーハスーラ
種族:アンデッド
ATK:2800
DEF:2000
非常に凶悪な効果を持ったドーハスーラ。アドヴェンデット・セイヴァーとの相性も抜群です。墓地に送るだけで相手のターンの布石となります。アンデッド・ワールドがある状態ではモンスター効果の発動を止めることができ、また、フィールド、墓地のアンデッドを除外する効果も秘めています。ただ、アンデッド・ワールドが無いと使いにくい点は覚えておく必要があるでしょう。
妖刀-不知火

炎属性
妖刀-不知火
種族:アンデッド
ATK:800
DEF:0
妖刀-不知火は墓地のアンデッドモンスターとシンクロできる効果を持っています。ただ、この効果は墓地に送られたターンには発動できない制約を持っているので少し使いにくい点もあります。ただし、牛頭鬼での効果や墓地で発動する馬頭鬼等の特殊召喚する効果では制約は発揮されません。普通にチューナーとして利用することができます。不知火等のモンスターとの相性も良いですね。
酒呑童子

地属性
酒呑童子
種族:アンデッド
ATK:1500
DEF:800
酒呑童子は墓地のアンデッド族モンスターを除外することでドローできる効果を持っています。酒呑童子のコストを補うためにアドヴェンデット・セイヴァーの効果を利用するというのも一つの手。また、酒呑童子は除外されているアンデッド族モンスターをデッキトップに戻す効果も持っています。不知火で除外したモンスター、バンシーといった様々なモンスターを戻すことができますよ。
ゾンビキャリア

闇属性
ゾンビキャリア
種族:アンデッド
ATK:400
DEF:200
ゾンビキャリアは墓地に存在する場合にコストを払い、フィールドに特殊召喚する効果を持っています。アドヴェンデット・セイヴァーで墓地に送れば後の布石を展開することができます。もちろん、アドヴェンデット・セイヴァーとリンクし、リンク3を新たに出し、更なる展開を望むこともできます。チューナーという点も嬉しいですね。
アドヴェンデット・セイヴァーを使ってみよう!
アドヴェンデット・セイヴァーを利用することでバトルフェイズ中にアンデッドを墓地に落とすことが可能になりました。この効果で墓地に送るモンスターは馬頭鬼や不知火等の墓地効果を発動できるモンスターが候補として挙げられます。
また、そのまま、メインフェイズ2で妨害札を立て、次の相手の行動を妨害することが、より簡単になりました。ただ、バトルフェイズでの発動となりますので、次のターンを意識した立ち回りが求められます。
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