Instagram(インスタグラム)は、画像・動画での投稿を主体としたSNSです。
インスタ映えという言葉は社会現象となり、インスタグラムを利用するユーザーは今も写真を撮影し、インスタグラムへとアップロードしています。
しかし、画像・写真をアップロードするという行為にはリスクも伴います。
例えば、生活環境の近くで景色を撮影し、その景色に移った物から個人を特定される可能性もあるだけに、インスタグラムに限らず、ソーシャルメディアで情報を発信する場合には気を使う必要があります。
そこで、匿名でインスタグラムを運用するために、個人情報漏れの防止に主点を置いたインスタグラムの設定方法について解説します。
もしも、できる限り、インスタグラムを匿名で運用されたい方は以下の設定を行い、プライバシーを管理してみてはいかがでしょうか。
個人情報の漏洩を防ぐためのインスタグラムの設定方法
インスタグラムで個人情報の漏洩を防ぐための設定は、
- Step.1非公開アカウント
- Step.2連絡先の同期
- Step.3他のアプリへのシェア
- Step.4二段階認証
元々、インスタグラムにはフォトマップ機能というものが存在し、位置情報付きで画像を公開するサービスが存在していました。しかし、個人情報の流出の懸念によって現在は廃止されています。
とはいえ、生活環境の周りの画像を複数個、投稿することで家の住所が知られたりする可能性もあるため、インスタグラムでは個人情報を悟られそうな画像の投稿は控えるようにしましょう。
それぞれの設定手順について解説します。
非公開アカウント
非公開アカウントは、知り合いや友人との繋がりのみに特化した機能です。
プロフィール自体は閲覧可能ですが、第三者からの閲覧は不可能です。
知り合い、仲間と予めフォローし合ったフォロワーは閲覧することができるため、大切な友人・知り合い同士で情報を見せ合いたい方に便利な機能です。
また、非公開アカウントに設定することは以下のようなメリットが得られます。
- 第三者からの特定を防ぐ
- 第三者からのフォローを防ぐ
- フォロワーを適切に管理できる
また、第三者からフォロワーになるためには、非公開アカウントユーザーの承認(フォローリクエストの承認)が必要です。承認が許可されなかった場合はフォロワーになることはできません。
第三者から閲覧されたく無い方は迷わずに設定をONにするようにしましょう。
対して、投稿を見てもらいたい、他者と繋がりたい、このような思いをお持ちの個人・企業・ブロガーの方々に関してはOFFに設定し、第三者からの閲覧を許可しておきましょう。
ホームからアイコンを選択
ホームからアイコンボタンを選択します。

右上のアイコンを選択(🈪)
右上のアイコンを選択します。

設定
設定を選択します。

プライバシー設定
プライバシー設定を選択します。

非公開アカウント
非公開アカウントを選択し、設定をONにします。

連絡先の同期(オフ)
連絡先の同期をオンにすると、インスタグラム内の「おすすめアカウント」や「フォローする人を見つけよう」欄に関連性の高いユーザーが表示されます。
この機能は端末内に登録された連絡先とインスタグラムの中のアカウントを参照する機能です。
設定をオンにすると定期的に同期されてサーバーに保存されてしまいます。
第三者からの発見を手助けしないために連絡先の同期をオフに設定します。
ホームからアイコンを選択
ホームからアイコンボタンを選択します。

右上のアイコンを選択(🈪)
右上のアイコンを選択します。

設定
設定を選択します。

アカウント
アカウントを選択します。

連絡先の同期
連絡先の同期を選択します。

連絡先をリンク(オフ)
連絡先をリンクをオフに設定します。

他のアプリへのシェア
インスタグラムの登録の際に他SNSとシェアを行っている方は注意が必要です。
これは、インスタグラムを乗っ取られた際にプロフィール間のシェアで登録した他アプリケーションを参照することができるため、乗っ取られた際には他SNSの名前が分かってしまいます。
インスタグラムで他のアプリへのシェアを開いてみると以下のように表示されます。(フェイスブックとシェアした場合の情報です。)

例えば、インスタグラムでフェイスブックをシェアするユーザーはインスタグラムの乗っ取りでフェイスブックを運用している名前を知られてしまいます。
また、フェイスブックでは原則では本名を登録しなければいけません。他SNSを利用している方でもインスタグラムとの関連性を知られてしまうリスクがあります。
以下は、他アプリへのシェアの解除手順です。
ホームからアイコンを選択
ホームからアイコンボタンを選択します。

右上のアイコンを選択(🈪)
右上のアイコンを選択します。

設定
設定を選択します。

他のアプリへのシェア
他のアプリへのシェアを選択します。

解除する他アプリケーションを選択
シェアを解除する他アプリケーションを選択します。

プロフィール間のシェア
アカウントセンターを選択します。

アカウントセンター
アカウントとプロフィールを選択します。

解除したいアカウントを選択
解除したいアカウントを選択します。

アカウントセンターから削除
アカウントセンターから削除を選択します。

次へを選択
次へを選択します。

アカウント「名前」を削除
アカウント「名前」を削除します。

二段階認証
アカウントを乗っ取られてしまうと、必ず、個人情報が流出します。
前項目で解説した「他のアプリへのシェア」を解除していたとしても、設定の「ログインアクティビティ」でログインした位置が確認できる他、非公開アカウントの投稿内容を確認することもでき、編集・設定を変更することもできるようになります。
乗っ取り被害を防ぐ最も有効的な手段としてはログイン時に「二段階認証」を導入することです。
二段階認証はログイン時に入力する情報とは別に、もう一つの認証を加えることです。
不明なデバイスからのログインにはパスワードに加えてログインコードの入力が求められます。
インスタグラムでの二段階認証は、
- 認証アプリ
- SMS
以上の内の1つを選択することができます。
推奨するのは「認証アプリ」での二段階認証です。
電話番号をインスタグラムに登録することなく、二段階認証を導入することができます。
以下は二段階認証の設定手順です。
ホームからアイコンを選択
ホームからアイコンボタンを選択します。

右上のアイコンを選択(🈪)
右上のアイコンを選択します。

設定
設定を選択します。

セキュリティ
セキュリティを選択します。

二段階認証
二段階認証を選択します。

スタートを選択
スタートを選択します。

認証アプリ(おすすめ)
認証アプリ(おすすめ)を選択します。

手動で設定
手動で設定(別の方法で設定)を選択します。

キーをコピー
青文字「キーをコピー」を選択し、コピーします。
続きて、ボタン「次へ」を選択します。

認証コードを入力
認証コードの入力画面です。
続いて、認証コードを取得するため、Google Authenticator(Google認証アプリ)の設定を行います。

この画面を一度閉じ、Google Authenticator(Google認証アプリ)をインストールしましょう。
Google Authenticatorのインストール
Google Authenticator(Google認証システム)をインストールします。
App Storeでは、
- Google Authenticator(iOS)
Google Playでは、
- Google認証システム(Android)
という名前のアプリケーションで登場しています。
各端末に沿ってダウンロード、インストールしてください。
ボタン「使ってみる」を選択
ボタン「使ってみる」を選択します。

1つ目のアカウントのセットアップ
セットアップキーを入力を選択します。

アカウント情報の入力
以下のアカウント情報を入力します。
- アカウント名には「Instagram」
- キーには項目「キーをコピー」でコピーしたキーを入力します(貼り付けます)
- 時間ベース
最後にボタン「追加」を選択します。

Google認証システム
Click to reveal PINを選択します。

六桁の数字を覚える
六桁の数字を覚えます。

インスタグラム側に認証コードを追加
インスタグラム側(アプリ)に前項目で取得した認証コードを追加します。

完了
完了を選択します。

アカウントのリカバリー(コードの保存)
リカバリーコードを保存します。
このコードは忘れないように保存するようにします。バックアップコードはスマートフォンが使用できない時にログインするために必要なコードです。

インスタグラムを匿名で運用するために
インスタグラムを匿名で運用するために必要なことは5つです。
- 自身の情報を公開しない
- 撮影した画像を投稿しない
- 周りの情報を連想させる情報を呟かない
- 各SNSの情報を別々にする
- インスタグラムの設定の変更
インスタグラムの設定の変更だけで完全にプライバシーが保護されるわけではありません。重要なことは、個人情報の特定に繋がるような情報を発信しないことです。
また、SNSを運用するにあたって危険性を知ることは重要なことです。
以下のリンクにてSNSの危険性について解説しています。
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